プログラム概要

早期修了プログラムとは

一定の研究業績や能力を有する社会人を対象に、標準修業年限が3年である博士後期課程を『最短1年で修了し課程博士号を取得するプログラム』であり、”頑張る社会人”を大学として応援するものです。本プログラムでは社会人として積み重ねてきた研究実績を基にして、指導教員から論文作成の指導を受けて博士論文を完成させます。

また、本学では、論文作成と共に学生が達成すべき項目を設定して定期的に評価を行う「達成度評価」を採用し、学生が達成度を確実に確認できるように配慮しています。併せて教学マネジメント室で実施されるプログラムレビューにおいて、本プログラムの評価を受けることなどで、授与する学位の質を保証しています。

早期修了プログラムを履修するためには

早期修了プログラムは、「一定の研究業績」や能力を有する社会人の方を対象としています。入学試験合格後、入学手続きまでの間に研究群又は学位プログラム指定の書類を提出し、早期修了プログラム適用の審査を受けることになります。

研究群又は学位プログラムの指定する書類は、

  • 希望者概要(履歴書、最終学歴における専門分野、業務内容と志望分野の関係等)
  • 業績リスト(早期修了プログラム審査要件に関わるもの)
  • 達成度に関する自己評価書
  • 博士論文の構想

等であり、これらの書類を基に「一定の研究業績」を有する者か否かを判断します。なお、必要に応じて面接を課す事になりますが、審査及び審査手続き書類の詳細は、入学試験合格通知書と一緒に送付致します。

この審査において早期修了プログラムの履修が適当でないと判断された場合は、通常の入学として取り扱われますので、課程修了のためには、標準3年の在学が必要となります。ただし、通常の入学となった場合においても、在学中に優れた研究業績を挙げたと認められる場合は、従来の早期修了制度の適用が可能となりますので、その場合においては、3年未満(1年数ヶ月から2年数ヶ月)での修了が可能です。

なお、早期修了プログラムを履修する者が、勤務先の都合等により1年間で修了できなかった場合には、引き続き在学し、課程修了を目指していただくことになります。この場合にも、3年未満での修了が可能です。また、現職の都合等により休学も可能となっております。

対象とする方

「一定の研究業績」や能力を有する社会人の方が対象です。具体的には、各学位プログラムが定める「早期修了プログラム審査要件」を満たす方が、大学院入試合格後に行われる早期修了プログラム履修審査を受けることができます。

各学位プログラムが定める審査要件については、こちらのページよりご確認下さい。

達成度評価とは

本学の達成度評価とは、入学から修了までに汎用コンピテンス及び専門コンピテンスを確実に習得できるよう各学位プログラムが定める達成度評価の方法に基づいて、定期的に学生の達成度を確認し、きめ細やかな学修支援を行うものです。
早期修了プログラムでは、入学時点において既に「一定の研究業績」や能力を有していると判断され、各学位プログラムが定める各コンピテンスの達成度が確認されますので、通常の学生に比べて早い段階(最短1年)での修了が可能です。

例えば、ある学位プログラムでは入学時、中間審査(入学後4ヶ月以内)及び予備審査(入学後8ヶ月以内)等の3段階以上の審査ステージにおいて、学位プログラムが定める各コンピテンスについて学生の自己評価及び教員による評価を基に、課程博士の学位にふさわしいレベルに達しているかを評価します。

履修概要と達成度評価の基本モデルの例

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パンフレット

本プログラムのパンフレット(PDF)がご覧いただけます。